一橋大学 HIAS Health 社会連携プログラム第7回医療経済短期集中コース を
11月22日(金)、23~24日(土~日)、30~12月1日(土~日)の2週間にわたり開講しました。
「医療経済短期集中コース」は、エビデンスを重視する経済学を含む社会科学の知見から医療・介護の政策・実務の現場に貢献することを目的として、社会人を対象に、週末2回にわたり集中的に実施する高度職業人専門プログラム(リカレント教育プログラム)です。第7回目となる2024年度は、11月22日、23日のみ対面開催としたハイブリッド形式で開催し、自治体、医療関係者、コンサル及び製薬企業など多様な分野から16名の受講生にご参加いただきました。 | |
講義では「科学的な根拠に基づいた政策立案(EBPM: Evidence-based Policy Making)」を軸に、データに基づいた医療・介護に関わる政策・経営の実態把握と分析、効率化に向けた手法等が紹介されました。 また、コースに先立ち、11月22日(金)には、一橋大学創立150周年記念HIAS Health主催シンポジウム・政策フォーラム「プライマリ・ヘルスケアと社会科学―地域コミュニティで健康に暮らすための制度と実践」とも連携し、保健・医療政策の優先課題について国内外の幅広いステークホルダーと話し合う機会を企画しました。 <リンク:報告記事> コース期間中は、基調講演や講義の座学の他、演習・グループワークといったアクティブ・ラーニングが取り入れられました。実技やディスカッションを通じて内容への理解を高めると共に、様々なバックグラウンドの受講者間の交流・ディスカッションの時間となりました。 |
コースの様子はこちら
講義の様子 | パネルディスカッションの様子 | 受講生によるグループワーク報告 |
(参考)第7回医療経済短期集中コース時間割
受講生の声
・学生時代に勉強していたもののきちんと理解できなかった点が、結構クリアになった。中村先生のご説明は、(これまで色々勉強した統計学の授業と比べても)非常にクリアでした! |
・実践に基づいた具体的な事例を聞かせて頂いた。MEDIVAに関してや、関連書籍などを拝読したこともあったが、その中でモヤモヤしていた点がクリアになった。。 |
・介護における最新の状況と介護情報基盤について理解することが出来た。 |
・データの取り扱いおよび前提条件について解釈することの難しさと重要性について理解することが出来た。 |
・様々な治療がある中で、薬価の考え方など多角的な視点でとらえることが出来た。 |
・ 大変勉強になりました。日本も情緒的でない政策決定ができるといいなと思います。 |
・ 2040年が遠い将来ではない一方で、様々な課題に取り組まれていることを理解することが出来た。 |
・東京都でも区部と市部で大きく事情が異なると感じました。コロナ禍による医療崩壊に続き、東京都内の病院の半分が赤字という現状からも国や都の医療構想をしっかり示してほしいと感じました。 |
・ 普段違う仕事の方と議論が出来たことがよかった。 |
・ エビデンスや費用対効果について、一元的な見方ではなくエビデンスに依拠しながら冷静な判断が必要であるという言葉が印象的であった。既得権益ではなく思想(思い込み)が一番怖いということもまさにそうだなと納得でした。また知識のアップデートのために学びの機会を持ちたいと思いました。ありがとうございました。 |