一橋大学 HIAS Health 社会連携プログラム第6回医療経済短期集中コース を

11月17日(金)、18~19日(土~日)、25~26日(土~日)の2週間にわたり開講しました。

 
「医療経済短期集中コース」は、エビデンスを重視する経済学を含む社会科学の知見から医療・介護の政策・実務の現場に貢献することを目的として、社会人を対象に、週末2回にわたり集中的に実施する高度職業人専門プログラム(リカレント教育プログラム)です。第6回目となる2023年度は、昨年に引き続き、初日のみ対面開催としたHybrid形式で開催し、自治体、医療関係者、コンサル及び製薬企業など多様な分野から11名の受講生にご参加いただきました。
講義では「科学的な根拠に基づいた政策立案(EBPM: Evidence-based Policy Making)」を軸に、データに基づいた医療・介護に関わる政策・経営の実態把握と分析、効率化に向けた手法等が紹介されました。
また、4日間のコースに先立ち、11月17日(金)には、希望者を対象に「コースで使われる統計学の基本」の講義と演習が行われました。
コース期間中は、基調講演や講義の座学の他、演習・グループワークといったアクティブ・ラーニングが取り入れられました。実技やディスカッションを通じて内容への理解を高めると共に、様々なバックグラウンドの受講者間の交流・ディスカッションの時間となりました。

コースの様子はこちら

講義の様子パネルディスカッションの様子受講生によるグループワーク報告

 
 

(参考)第6回医療経済短期集中コース時間割

受講生の声

統計解析に多少馴染みがあっても、いつのまにか忘れがちな基本について復習でき、自分の理解レベルから見てとても有意義でした。t分布や回帰分析一つとっても、先生が使っていた言葉で捉えなおすことで理解の幅が広がった気がします。また、途上国での調査のご経験のお話やデータの批判的吟味の視点なども非常に興味深く、普通の統計学の講義にはないエンタメ要素があったと思います。
社会科学の分野でも治験や疫学等と同じような方法論で研究が行われていることを理解し、その事例について初めて本格的に触れることができました。
医療DXということで、技術的なお話かと思っておりましたが、医療DXがうまくいかない要因が人の問題ということだということが分かり、目から鱗が落ちる思いでした。
企業と違い収益は診療報酬になるため、医療は特殊な環境であると改めて思いました。また、人材に頼りがちなところもあると感じ、バランスをとることは重要であると感じました。現在は医療機関に勤務しておりませんが、自分の立場を置き換えて考えてみたいと思いました。
個別の機関の管理会計について普段はあまり意識しておりませんでしたが、個々の機関の取り組みが日本の公的医療保険の破綻回避につながっていくということで、その重要性を認識することができました。
DPCデータの活用として、リアルワールドの臨床疫学については馴染みがありましたが、その他にも、医療の機能/質の評価や地域医療計画など、多様な目的で医療システム及び現場の課題解決のために活用されていることが理解できました。