一橋大学と国際協力機構(JICA)は、セネガル保健社会活動省、医療保障庁および国家統計局と協力して、セネガル共和国におけるユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)支援のための技術協力プロジェクト『コミュニティ健康保険制度及び無料医療制度能力強化プロジェクト』のインパクト評価を行っています。
 
JICAによる技術協力の対象となるセネガルの三つの州(Thiés、Diourbel、Tambacounda)での家計調査の実施にあたり、2020年2月から3月にかけて、中村良太准教授(一橋大学社会科学高等研究院、HIAS Health研究員)、真野裕吉准教授(一橋大学大学院経済学研究科)およびThomas Rouyard特任助教(一橋大学社会科学高等研究院、HIAS Health研究員)がセネガルに滞在し、セネガル国家医療保障庁及びJICAと共同で調査を行った。
 
今回の調査の目的は2017年から実施しているコミュニティ共済組合の運営能力の評価(二回目)に向けた予備調査と、それに関連して共済組合の四半期活動報告データの分析と質的調査の準備を行いました。一橋大学の研究者がセネガル国家医療保障庁職員らと共に地方を巡回し、必ずしも中央政府の思惑通りには進まないコミュニティ保険運営や医療財政システムの実態を、キャパシティの少ない現場の職員や地方政府担当者から聞き取り、それを受けて政策評価のための質問票の改訂を行いました。
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ティエス(Thiés)州都市部の共済組合にて三か国(マリ、モーリタニア、セネガル)国境の村Ballouの役場での調査 タンバクンダ(Tambacounda)州の共済組合県連合での調査。
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カフリーヌ(Kaffrine)州での女性による集団農業の様子
 
関連ニュース
2017年6月 予備調査の実施・2017年8月 JICA–一橋大学間で共同研究に関する覚書締結・2017年11月―12月 共済組合の調査の実施・2017年12月 UHC forumにおいて、サイドイベントを共催・2018年4月 平成30年度科学研究費助成事業(科研費)「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ事業のインパクト評価」採択・2018年11月 家計調査の実施

セネガル共和国 Republic of Senegal

セネガルは、アフリカ大陸のサハラ砂漠西南端に
位置する共和制国家。
面積 197,161平方キロメートル
人口 1,541万人(2016年,世銀)
首都 ダカール(Dakar)
宗教 イスラム教、キリスト教、伝統的宗教
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(出典:外務省セネガル共和国基礎データ https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/senegal/data.html#01 から抜粋)