一橋大学 HIAS Health 社会連携プログラムの第1回医療経済短期集中コース を11月9日(金)、10-11日(土―日)、17-18日(土―日)の2週間にわたり開講しました。

 
「医療経済短期集中コース」は、エビデンスを重視する経済学を含む社会科学の知見から医療・介護の政策・実務の現場に貢献することを目的として、社会人を対象に、週末2回にわたった集中的に実施す高度職業人専門プログラム(リカレント教育プログラム)です。第1回目となる2018年度には、40名の受講生が参加し、全ての日程を修了した方々には、修了証書が授与されました。forWeb_sd_IMG_4246
forWeb_IMG_3669 講義では「科学的な根拠に基づいた政策立案(EBPM: Evidence-based Policy Making)」を軸に、データに基づいた医療・介護に関わる政策・経営の実態把握と分析、効率化に向けた手法等が紹介されました。
 
また、4日間のコースに先立ち、11月9日(金)には、希望者を対象に「コースで使われる統計学の基本」の講義と実技が行われました。
 
左写真は講義中の荒井耕教授(一橋大学大学院経営管理研究科 教授/HIAS Health 研究員)
 基調講演や講義の座学の他、演習・グループワークといったアクティブ・ラーニングが取り入れられました。実技やディスカッションを通じて内容への理解を高めるとともに、自治体・医療関係者・製薬企業など、様々なバックグラウンドの受講者間の交流・ディスカッションの時間となりました。forWeb_sd_IMG_4143

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受講生の声

データを実際に手元で操作しながら回帰分析をやってみることができてとても分かりやすかった。統計学は数式が複雑に見えてしまい、構えてしまうが、今回少しわかったような気がするので、身近なデータを使って仮説をたて、トライしてみたいと思った。まだ式や仮説の立て方、変数の扱い方で間違いそうだがトライしてみる。ありがとうございました。(医療機関)
 手持ちのデータのエビデンスレベルを統計手法で高められるということは、大変興味深く、実用性も高いと感じた。(自治体)
 日本のHTAの問題点を整理することができた。これからさらに知識を深めていきたい。(製薬)
 新しい分野を知ることができ、なぜジェネリック、SPDシステム、病床稼働率などが日々の現場で話題になるのかよく理解できた。(医療機関)
 全く知らない世界を学べた。病院会計、経営の重要性、DPCの有用性が分かった。(製薬)
医療の質とは何かについて、改めて考えさせられる機会となった。予防が本当に医療費削減につながるのか、検証してみたくなった。(製薬)
サポーティブな雰囲気が学びの場を動機づけたと思う。自分の知りたいことの発問を専門の先生方にどのように伝えるかが課題であると改めて痛感した。満足度は高い。(医療機関)
 
 

2019年度 第2回医療経済短期集中コースについて

 
2019年度は、11月23-24日(土―日)、11月30日-12月1日(土―日)の日程で開講いたします。
 
 
プログラムや受講申込みの方法などの詳細につきましては、後日、本ホームページの「社会連携プログラム」のページでご案内いたします。<「社会連携プログラム」へ>