一橋大学と国際協力機構(JICA)は、セネガル保健社会活動省、医療保障庁および国家統計局と協力して、セネガル共和国におけるユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)支援のための技術協力プロジェクト『コミュニティ健康保険制度及び無料医療制度能力強化プロジェクト』のインパクト評価を行っています。
2017年11月から2018年1月にかけて、共済組合(Mutuelle de Sante、MS)の運営やマネジメントの現状を把握するための調査が行われました。JICAによる技術協力の対象となる三つの州(Thiés、Diourbel、Tambacounda)の全組合を対象として実施されました。
2017年11月25日から12月12日には、中村良太准教授(一橋大学社会科学高等研究院、HIAS Health研究員)と真野裕吉講師(一橋大学大学院経済学研究科)が現地に赴き、セネガル医療保障庁、JICA人間開発部およびJICAセネガル事務所と協力し、現地調査員の指導、データ収集にあたりました。
首都ダカールで行われた現地調査員の研修 | 共済組合の事務所 タンバクンダ州 | 医療保障庁職員、共済組合のスタッフの方々と タンバクンダ州 |
技術協力プロジェクトの実施後、2020年に再度、共済組合に関するデータ収集を行い、2018年、2020年に行われる予定の家計調査の結果と合わせてデータを分析し、同プロジェクトのインパクト評価を行う予定です。
プロジェクトの概要 | 研究組織図 |
関連ニュース
・2017年6月 予備調査の実施
・2017年8月 JICA–一橋大学間で共同研究に関する覚書締結
・2017年12月 UHC forumにおいて、サイドイベントを共催
セネガル共和国 Republic of Senegalセネガルは、アフリカ大陸のサハラ砂漠西南端に位置する共和制国家。 面積 197,161平方キロメートル 人口 1,541万人(2016年,世銀) 首都 ダカール(Dakar) 宗教 イスラム教、キリスト教、伝統的宗教 |