センターの概要

センターの設置

人口の超高齢化に伴い社会保障費が膨張し続ける中、持続可能な医療制度の構築は、経済、財政、国民健康全体にまたがる喫緊の政策課題となっています。


一橋大学は、医療・介護・社会保障を取り巻く問題の解決に、質の高い社会科学によって貢献するため、平成28年2月に一橋大学社会科学高等研究院(HIAS)のもとに「医療政策・経済研究センター」を設置しました。

目的(Mission)

厳密な社会科学研究を通じて、我が国および海外の社会保障(医療・介護)分野における政策課題の解決に貢献する。

目標(Vision)

「限られた医療資源」の効率的配分について、エビデンス(実態把握)とロジック(論理構築)に基づく政策意思決定(Evidence Based Policy Making) のための提言を行う。

3つの事業

・医療経済の高度研究

経済学、財政学、会計学、経営学、社会学など様々な社会科学の手法と知見を活用し、医療政策、医療経済学分野の高度研究を推進する。


・医療経済高度職業人の養成

医療にかかる社会科学の学問的知見を有し、幅広い観点で持続的な社会を展望できる、専門性の高い人材を育成する。

平成29年度には、一橋大学大学院経済学研究科の専門職業人養成プログラムとして、大学院修士課程の学生を対象とした「医療経済プログラム」を開講しました。 また、平成30年度から、社会人を対象とした「社会連携プログラム」を実施予定です。


・研究・教育ネットワークの構築

医学、薬学、工学などの分野の研究者や、医療・介護機関、政府機関、民間企業との連携を推進し、医療経済研究のネットワークを構築する。


事業目的のための連携図

センターの特徴

・学際的研究

また、医療の実務や医療工学に関する知識も不可欠であることから、東京医科歯科大学や東京工業大学など社会科学以外の分野の研究機関と連携しています。


・研究成果の政策形成への反映

センター研究員、センター客員研究員の多くが、学術的な研究に留まらず政府の各種委員会の委員等を務めるなど、研究成果を社会保障政策の形成に反映しています。


・研究と教育の相互交流

医療経済高度職業人の養成のための教育プログラムである「医療経済プログラム」および「エグゼクティブ・プログラム」に、センターの研究で得られた最新の知見を反映させます。

また、教育プログラムからのフィードバックを研究に活かしてまいります。

事業の特徴の組織図

・国際的な連携

シンガポール経営大学(SMU)や英国York大学をはじめとする海外の研究機関との研究交流を行っています。
国際協力機構(JICA)との共同研究を通じて、日本政府によるセネガル共和国におけるユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)支援の社会科学的評価を行っています。