『日本医療マネジメント学会雑誌』第25巻第2号に荒井耕教授(一橋大学大学院経営管理研究科)・阪口博政准教授(金沢大学人間社会研究域)・平木秀輔教授(関西学院大学経営戦略研究科)の共著論文「医師労働時間短縮効果と医療機関経営上の負荷に基づくタスクシフト種類別費用対効果分析」が掲載されました。
 
タスクシフトに伴う初期費用の回収期間(経営負荷)と医師労働時間短縮数を分析して、19種類のタスクシフトの費用対効果を明確にし、いずれの種類も経営上の負荷が重いとは言えない一方で、医師労働時間の短縮効果は一定程度あることを明らかにしています。
また、相対的に費用対効果のより良い、経営上の負荷が小さく医師労働時間短縮数がより大きい業務種類から、優先的にタスクシフトに取り組むという経営政策が有効に採りうることを示しています。
 
荒井耕・阪口博政・平木秀輔(2024)「医師労働時間短縮効果と医療機関経営上の負荷に基づくタスクシフト種類別費用対効果分析」『日本医療マネジメント学会雑誌』第25巻第2号pp.115-120.
 
参考:日本医療マネジメント学会雑誌<外部リンク>