2022年9月24日~25日に一橋大学社会科学高等研究院 医療政策・経済研究センター(HIAS Health)とシンガポール国立大学(NUS:National University of Singapore)とで、医療分野での政策インパクト評価に関するオンラインワークショップを共同開催しました。タイやシンガポール、インドネシアなどアジア各国から約20名の参加者があり、Difference-in-differences(DID:差の差分析)やRegression discontinuity design(RDD:回帰不連続デザイン)といった政策評価に用いられる因果推論の手法についての紹介や推定方法について2日間にわたりオンラインで実施されました。
 
HIAS Healthからは、中村良太研究員(一橋大学社会科学高等研究院、教授)がコーディネータとして、Yao Ying客員研究員(アジア成長研究所、上級研究員)が講師として登壇しました。
 
Yao客員研究員は、「Propensity score matching」と「Difference-in-differences」の2つの講義の講師を務めました。それぞれの講義後には、実際のデータを使用したグループワークの時間が設けられ、受講生は講師やアシスタントからの解説を受けながら、分析ツールを使用して実際のデータの分析や分析結果の解釈方法について学びました。
 
 
なお、本セミナーは日本学術振興会研究拠点形成事業(課題名:「低中所得国における医療技術評価を活用した効率的な医療資源配分の推進」(課題番号:JPJSCCB20200002))の一環として実施したものです。
 
 
 
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主催シンガポール国立大学 Saw Swee Hock公衆衛生大学院
一橋大学社会科学高等研究院 医療政策・経済研究センター
共催日本学術振興会 研究拠点形成事業
「低中所得国における医療技術評価を活用した効率的な医療資源配分の推進」(課題番号:JPJSCCB20200002)
日時2022年9月24日(土)~25日(日)
9:00~18:00(GMT+8)