2019年8月28・29日に一橋大学とシンガポール経営大学(SMU:Singapore Management University)が、一橋大学の佐野書院を会場に、Singapore-Japan Academic Forum on Ageing, 2019 を共同開催しました。本フォーラムは、2018年8月にSMUを会場として両大学が共同開催した、Japan-Singapore Academic Forum and Policy Roundtableに続く、両大学の連携事業の一環として行われました。
 
蓼沼宏一一橋大学長とSMUのマシュー・リー国際課長(Matthew Lee, Director, International Office, SMU)の挨拶で幕を開けた2日間のフォーラムでは、HIAS Healthの研究者と国内の招待研究者とSMUの研究センターの一つであるCentre for Researcch on the Economics of Ageing (CREA)からCentre for Researcch on the Economics of Ageing (CREA)に所属する研究者が集い「Advanced Empirical Analysis of Health and Labour in the Ageing Society 」のタイトルのもと、両国の中高年者のパネルデータを用いた「健康(Health)」と「労働(Labor)」に関する研究成果の発表と議論が行われました。
 
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佐藤主光HIAS Healthセンター長の挨拶・趣旨説明に引き続き、両国の中高年パネルデータの紹介が行われました。日本側からは、経済産業研究所(RIETI)と一橋大学、東京大学(第2回調査より参加)が協力して2007年から実施している、50歳以上の中高齢者を対象としたパネル調査「くらしと健康の調査(JSTAR:Japanese Study of Aging and Retirement)」についてRIETIの星野光秀研究調整ディレクターが、また、シンガポール側からは、CREAが中心となって2015年から実施している50歳から70歳の中高齢者10,000人以上を対象とした大規模パネル調査「Singapore Life Panel」についてブライス・フール CREAセンター長(Bryce Hool, Director, CREA, SMU) が、説明を行いました。
 
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 佐藤主光 HIAS Health センター長
一橋大学
 星野光秀 研究調整ディレクター
独立行政法人経済産業研究所 (RIETI)
 ブライス・フール CREAセンター長
シンガポール経営大学(SMU)
 
研究成果報告は、一橋大学経済研究所の臼井恵美子准教授による発表 “The Elderly’s Employment Situation in China, Japan, and Singapore: Evidence from the Longitudinal Panel Surveys” で幕を開けました。臼井恵美子准教授、欣欣准教授(富山大学、研究推進機構 極東地域研究センター(元一橋大学経済研究所))と SMUのジェシカ・ヤ・サンリサーチフェロー(Jessica Ya Sun, Research Fellow, CREA, SMU/tenured track professor at Huazhong University of Science and Technology)による、中国、日本およびシンガポールの高齢者の労働供給の決定要因に関する共同研究の成果が報告されました。本共同研究は、前年度の一橋大学とSMUのJapan-Singapore Academic Forum and Policy Roundtableを契機としてスタートしたもので、両大学の連携の実績の一つです。
 
臼井准教授の発表を含め、二日間に渡り行われた10件の研究報告では、JSTAR、SLPに加え、厚生労働書による中高年者縦断調査(中高年者の生活に関する継続調査)や、慶應義塾大学パネルデータ設計・解析センターにより実施されている消費生活に関するパネル調査 (JPSC)など、多様なパネルデータを用いた分析結果が発表され、活発な議論が行われました。
 
研究報告タイトル、報告者については、プログラムをご覧ください。<プログラムPDF ダウンロード> 
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臼井恵美子准教授(一橋大学)左から欣欣准教授(富山大学)、臼井恵美子准教授(一橋大学)、ジェシカ・ヤ・サン リサーチフェロー(シンガポール経営大学)小塩隆士教授(一橋大学)
<HIAS Health 研究員>
 
2回のアカデミックフォーラムを通じて築かれた研究連携をさらに進め、長期的な連携を強化・継続することを約して、Singapore-Japan Academic Forum on Ageing, 2019は閉会しました。
 
 

SIGMA

 
一橋大学とSMUの連携は、両大学を含む社会科学系の9大学の連合 SIGMA (Societal Impact and Global Management Alliance)におけるパートナーシップの一環です。
加盟大学Copenhagen Business School (Denmark)
 ESADE Business School (Spain)
Fundacao Getulio Vargas (Brazil)
 Hitotsubashi University
 Renmin University of China (China)
 Singapore Management University (Singapore)
 Universite Paris Dauphine (France)
 University of St. Gallen (Switzerland)
 Vienna University of Economics and Business (Austria)
 

関連リンク

 
Singapore-Japan Academic Forum on Ageing, 2019 プログラム <PDF>
 
2018年8月のフォーラムの開催報告
【開催報告】2018年8月 Japan-Singapore Academic Forum and Policy RoundtableCREA, SMUのウェブサイト Japan-Singapore Academic Forum and Policy Roundtable  <外部リンク:英語>
 
パネルデータについて
くらしと健康の調査(JSTAR:Japanese Study of Aging and Retirement) <外部リンク>
Singapore Life Panel <外部リンク:英語>
中高年者縦断調査(中高年者の生活に関する継続調査)  <外部リンク>
消費生活に関するパネル調査 (JPSC)  <外部リンク>