9月8日(水)で参加申込みを締め切りました。多数のお申込みありがとうございました。

 
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2019年末に始まったコロナ禍は我が国の経済・社会に大きな影響を及ぼしました。一橋大学社会科学高等研究院医療政策・経済研究センターでは、新型コロナウィルスの流行開始から現在までの間、コロナ禍の影響について様々な側面から実証分析を行い、データの蓄積をしてきました。
 
今回の政策フォーラムではコロナ禍中の消費者の行動変容、コロナ禍が露呈した医療機関・提供体制の構造問題などを概観し、こうしたエビデンスを基盤に医療提供体制を含めポストコロナ社会の在り方、我が国の構造改革に向けて必要な政策について提言を行います。

9/1 9月10日(金)にご参加いただくためのURLをメールにてご案内いたします。
万が一、メールが届かない場合にはこちらからお問い合わせください。
8/25 一部プログラムに変更がありました。


■ 日時2021年9月15日(水) 15:00-18:50
■ 開催方法オンライン
■ 主催一橋大学
一橋大学社会科学高等研究院 医療政策・経済研究センター(HIAS Health)
■ 参加費無料(事前申し込みが必要です。申込締め切り 9月8日)
■ 申込方法Web申込みとなります。こちらの申込フォームからお申込みください。
申込は締切りました。
 

プログラム

 
15:00-15:05学長挨拶 中野 聡 一橋大学長
15:05-15:10開会挨拶 佐藤 主光  一橋大学大学院経済学研究科 教授/HIAS Health センター長
15:10-15:40報告1「COVID-19のパラドックス:患者の受療行動への影響」
井伊 雅子 一橋大学大学院経済学研究科 教授/HIAS Health 研究員
15:40-16:10報告2「東京都の病院データを用いたコロナ禍における病院経営分析」
高久 玲音 一橋大学大学院経済学研究科 准教授/HIAS Health 研究員
16:10-16:40報告3「コロナ禍/ポストコロナ社会における政策トピックス」
中村 良太 一橋大学社会科学高等研究院 准教授/HIAS Health 研究員
16:40-16:50休憩
16:50-17:35基調講演「ポストコロナの政策課題」
小林 慶一郎 慶応義塾大学経済学部 教授
(講演概要)
この一年半のコロナ対策を振り返り、検査体制、給付金など行動変容政策にともなう問題、ワクチン接種加速のための施策など、残された課題と今後の展開を展望する。さらに、ポストコロナの時代に望まれる中長期的な医療提供体制の改革の在り方をはじめ、経済財政運営上の課題について論点を提起する。
17:35-17:45休憩
17:45-18:45

パネル討論「経済学で読み解くコロナ禍の医療制度」

 司会    佐藤 主光 一橋大学大学院経済学研究科 教授/HIAS Health センター長

 パネリスト 小林慶一郎 慶応義塾大学経済学部 教授

       井伊 雅子 一橋大学大学院経済学研究科 教授/HIAS Health 研究員

       高久 玲音 一橋大学大学院経済学研究科 准教授/HIAS Health 研究員

       中村 良太 一橋大学社会科学高等研究院 准教授/HIAS Health 研究員

18:45-18:50閉会挨拶 大月 康弘 一橋大学副学長/社会科学高等研究院長

 

 

 
 

講演者略歴

 
 
佐藤 主光1992年一橋大学経済学部卒業、1998年クイーンズ大学(カナダ)でPh.D.(Economics)
を取得。1999年一橋大学大学院経済学研究科専任講師を経て、2009年から現職。専門は財政学、地方財政。医療経済学関係では医療保険制度の理論と制度を研究。2019年度日本経済学会石川賞受賞。政府税制調査会委員、財務省財政制度等審議会委員、内閣府規制改革推進会議委員などを歴任。
小林 慶一郎慶応義塾大学経済学部教授。1991年東京大学大学院修了後、通商産業省(現経済産業省)入省。1998年、経済学Ph.D.取得(シカゴ大学)。2010年より一橋大学経済研究所教授、2013年より慶應義塾大学経済学部教授、2019年より東京財団政策研究所研究主幹、2021年より現職。キヤノングローバル戦略研究所研究主幹、独立行政法人経済産業研究所(RIETI)プログラムディレクター等を兼任。専門はマクロ経済学、経済動学。
 井伊 雅子 国際基督教大学(ICU)を卒業後、ウィスコンシン大学マディソン校でPh.D.(Economics)を取得。ワシントンDCの世界銀行で働いた後、1995年から横浜国立大学経済学部、2004年から一橋大学、2005年より現職。医療経済学を専門とし、質と財政の両立を目指した医療制度構築(プライマリ・ケアのシステム)や不確実性の下の医療(情報と合理的意思決定の分析)などを研究テーマとしている。
高久 玲音神奈川県横浜市生まれ。2007年に慶応義塾大学商学部卒業。その後同大学にて博士号を取得。日本経済研究センター研究員、医療経済研究機構主任研究員を経て、2019年に一橋大学に着任。専門は医療経済学、家族の経済学、応用ミクロ計量経済学。医療政策分野では、これまで自己負担補助政策の効果分析や、地域の医療政策に対する政治的介入の研究を行ってきた。準実験的な政策評価分析の手法を、政策的文脈を損ねることなく日本のデータや制度環境に応用できないか探求している。
中村 良太京都大学経済学部卒業後、ヨーク大学(英国)にてPhDを取得。イーストアングリア大学経済学部・医学部、ケンブリッジ大学公衆衛生研究所、世界銀行短期コンサルタント、ヨーク大学医療経済研究所を経て、2016年より現職。専門は医療経済学、公衆衛生。生活習慣病予防を目的とした健康行動や関連政策の分析、また費用対効果評価を用いた医療資源の効率的配分についての研究に従事。
 

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