『社会保険旬報』第2927号(5月11日号)に、荒井耕教授(一橋大学大学院経営管理研究科)の論文「病院経営医療法人への新型コロナ流行による財務的影響の経年変化―第1-2波期から第3-5波期を経て第6-7波期の影響への変遷―」が掲載されました。
 
本論文は、病院を経営する医療法人という財務的に運命共同体である経営体を単位として、その経営類型(病院のみ型の附帯無型と附帯有型、病院・診療所型、病院・老健型、病院・診療所・老健型、一般型の附帯無型と附帯有型、療養型、精神型、ケアミックス型)を区分しつつ、財政年度とは異なる、新型コロナの流行期間との対応を考慮した会計期間(決算期)設定をして、流行前から流行後3年目までの中長期的な財務的影響の変遷を分析したものです。 新型コロナ流行に関わる事後検証が現在各分野で進められておりますが、医療機関への財務的影響という観点から、将来の新たな感染症流行に際して歴史的教訓を生かしつつ政策立案したり経営したりする上での知見を与えてくれるものと考えています。
 
荒井耕(2024)「病院経営医療法人への新型コロナ流行による財務的影響の経年変化―第1-2波期から第3-5波期を経て第6-7波期の影響への変遷―」『社会保険旬報』第2927号(5月11日号)pp.6-13.
 
参考:社会保険旬報 <外部リンク>