HIAS Healthの中村良太研究員(一橋大学社会科学高等研究院、准教授)とThomas Rouyard研究員(一橋大学社会科学高等研究院 特任助教)が、2019年8月13-14日にタイのアユタヤで開催された Southeast Asia Partnership for Policy and Health Intervention Research and Evaluation (SAPPHIRE)の第2回専門委員会に出席しました。
 
SAPPHIRE は、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)および健康における持続可能な開発目標(SDG3)の達成を目指して、ゲイツ財団の資金提供を受けたInternational Decision Support Initiative (iDSI)の中に、新たに設立された医療技術評価(HTA: health technology assessment)政策を推し進めるコンソーシアムです。設立メンバーには、タイの国民健康財団(NHF; Thai National Health Foundation)、同じくタイのthe Health Intervention and Technology Assessment Program (HITAP)やシンガポール国立大学のSaw Swee Hock School of Public Healthなどのアジア地域の研究機関・政策機関が含まれ、今回からMahidol Oxford Tropical Medicine Resaerch UnitとHIAS Healthが加入しました。
 
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Southeast Asia Partnership for Policy and Health Intervention Research and Evaluation (SAPPHIRE)の第2回専門委員会の参加者、NHF、HITAP、NUS、マヒドール・オックスフォード熱帯医学研究ユニット (MORU)およびHIAS Health.
 
SAPPHIRE は、中低所得国の政府に対して、科学的根拠に基づいた効率的な医療の意思決定の適用を促進するための医療、政策、経済に関する支援を提供することを目指しています。支援対象国への技術支援は、医療支出の価値を最大化し、国民健康の増大を目指すことによりUHCを達成するための優先順位付けに注力していきます。
 
今回の専門委員会開催の目的は、コンソーシアムの戦略的な方向性とガバナンス構造を決め、かつ、参画機関の間の連携プロジェクトに関する予備的なリストを作成することでした。HIAS healthは、SAPPHIREの組織メンバーの一員となり、現在JICAと進めているセネガルおよびブータンでの共同研究プロジェクトを通じて、SAPPHIREの活動範囲を広げることに貢献していきます。その一環として、中村良太研究員がSAPPHIREの運営委員会の委員に就任しました。